絶対運命黙示録

だいたいツイッターにいます@wenoim

音声入力を試みる

 

 私は今、スマホに向かって話しかけています。私が話していることが、文字となって、あなたの視覚にうったえかけることになるというのは、とても不思議な経験です。

 


 今日は花を見ました。ピンク色で大きな花びらをつけていて、とても見事に咲いていました。でも、その花を植えているおうちの人はずっと施設にいて、その花は誰に見せるわけでもなく咲いているのです。しかし、今日私がその花を見たことにより、その花は誰かから見られる花になったわけです。

 


 私はたまたま今日その花を見ましたが、その花の美しさは誰のものなのだろうと思いました。花ばかりがこの世で私に美しいと言った人もいましたが、花は本当にその人のために美しいのでしょうか。

 


 私には分かりません。花が何のために咲いているのかも、なぜ私たちがその花を美しいと思うのかも。

 


 大学では美学芸術学専攻と言うところにいました。そこでは、なぜ人がものを美しいと思うのかについて勉強しました。私はそこで教わった事のほとんどを忘れてしまいました。ですが、自然に咲いているものに対して美しいと思った私の感性についてカントは何と言ったのでしょうか。確か、美の四大契機と言うものがあったように思います。

 


 こうして、画面に向かって話しかけ続けるのも疲れてきてしまいました。今日はここまでにします。ありがとうございました。