ともだちはたくさんいる。すごく恵まれていることだとおもう。ともだちたちとはときどきすれ違ったり、衝突してしまうこともあるけれど、なんだかんだでうまくやれている(と、すくなくとも私はそうおもっている)。
それなのにどうしようもなくだれかに必要とされたくて、特別なたったひとりになりたくて、恋愛らしきものをしては暴走し、相手に迷惑をかけてしまうし、相手をずたずたにしてしまうこともある。
ともだちだって、私を必要としてくれていて、私が特別なひとりであるかもしれないのに、どうしても恋愛方面に向かって駆け出してしまう。止められない。
きょうは、元恋人とその彼女と3人で遊んだ。元恋人はもう私に以前のようなまなざしを注がなくなって、それはいまの彼女に向かっていた。すごくさびしかった。元恋人にたいして未練がないかと問われたらすこしはあるんじゃないか、とおもっている。元恋人とはいまはともだちになっていて、いい関係性を築けているとおもう。それなのに前のようでなくなってしまったことがたまらなくさびしい。別れたことは後悔していない。それでも。
友情と恋愛感情なんて不可分なものであって、完全に分けるなんてことができるはずがないのに、どちらが上かなんてことはないはずなのに、恋愛のほうが上のような気がしてしまう。
孤独な人が世界と繋がる時、どれ程幸福か、どれ程希望を与えられるか、あなたに分かりますか。みおちゃんは何度も、私と世界を繋げてくれた。それなのに、あなたは一人で苦しんでいる。一人で苦しんでいるあなたにかける言葉が見つからない事がかなしい。みおちゃん、あなたどうしたら元気になるのさ。
これはともだちのひとりがくれた手紙の一部。私が落ち込んでいるとき、これだけのことを言ってくれるひとがいるというのに、恋愛に固執して、私はなんておろかなのだろうとおもう。
しあわせになりたい。それは私の場合ひとりでは達成できない(と、いまはそうおもっている)。そんなのは甘えかもしれない。それでも、ともだちをたいせつにすること、かけがえのない他者であると認識することを目標に、きょうも、私は、生きていく。