絶対運命黙示録

だいたいツイッターにいます@wenoim

2021年9月16日

 

 トータルで15時間寝ていた。高校のとき喧嘩別れになった女ともだちの夢を見た。彼女は私がさいしょに「魔女だ」と認識したひとだった。たくさんの事情を抱えていた彼女とはグループ内での諍いによって断絶してしまった。今となってはだれも腹のうちをことばにしなかった至らなさから生まれた断絶とわかっている。でももうだれも当時のことを振り返りたくないのかもしれない。同じグループにいた今も連絡をとっているともだちとは、彼女のことを少しでも話題にしようとするだけで緊張感が走る。個人的に手紙を書こうかともおもうがそんなのはことばの暴力なんじゃないかとおもってしまってこわい。ちなみに夢のなかでも彼女とは喧嘩していた。

 


 午後からは予備校の自習室に行った。数的処理の図形の問題を解いていたがさっぱりわからないところが多く、集中力が続かなかった。唐突に本が読みたくなり自習室を抜け出して本屋さんに行った。青山七恵の『私の家』と橋爪志保の『地上絵』を買った。デパートのなかの本屋さんに行ったのだが階を間違えた。間違えた階には手芸屋さんが入っていてかわいい柄の生地がたくさん売られていた。デパートの1階にはジュエリーショップがあって、むかし付き合おうかというはなしをしていたひととおそろいの指輪を買う約束をしていたことをおもい出した。そのひととももう音信不通である。

 


 人生のほんのひとときだけ一緒にいて、もう離れてしまったひとたちのことをおもう。